お知らせiPS細胞無償提供で国内外コロナ研究促進へ-計6名のドナーから樹立したiPS細胞の提供が可能に-

2021.08.03
研究活動

当財団は、京都大学iPS細胞研究所・京都大学医学部附属病院・りんくう総合医療センターと協力し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究促進に向けて取り組んでいます。

2021年3月25日には、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した後に回復した方の末梢血から作製したiPS細胞」を無償で提供するための、申し込み受付を開始。6名のドナーの末梢血からiPS細胞を樹立したうち、3名分の提供準備が完了したことから先行提供を行ってきました。
※2021年3月25日発表のプレスリリースの内容はこちらよりご覧ください。

この度、残り3名分のiPS細胞の提供準備も完了しましたので、ここにお知らせいたします。
本日より、計6名から15クローンを樹立したものが提供可能となりました。

当財団としては、本件に関しては今後も品質を担保したiPS細胞を研究機関や企業の皆様に提供していくことで、新型コロナウイルス感染症の発症メカニズムや重症度が異なる原因などの解明促進に貢献したいと考えています。

-本件に関する詳細ページはこちら-