お知らせ寄付者の皆様へ ー年末のご挨拶ー

2021.12.17
寄付関連

 平素は、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団へ多大なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 先日公開させていただいた『活動レポート』のとおり、当財団は今年も、皆様のおかげをもちまして、iPS細胞の実用化への道において着実に歩みを進めることができました。直近では、当財団の製造したiPS細胞が卵巣がんの患者さんを対象とした治験で活用されるなど、患者さんにこの技術を届けるための歩みがますます進んでおります。あらためて、力強いご支援に感謝申し上げます。

 先日、iPS細胞研究所の所長を2022年3月末で退任する旨を発表させていただきました。研究所では基礎研究者として研究に打ち込むとともに、当財団の理事長職につきましても引き続き務めてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 何としてもiPS細胞技術を患者さんに届けたい。必要とするすべての患者さんに届けたい。そのような強い思いを持って、100名を超える職員が細胞の開発・製造・評価等の「橋渡し」活動に取り組んでおります。

 来年も当財団では、理念であります「最適なiPS細胞技術を、良心的な価格で届ける」ことが実現できるよう、努力を続ける所存です。

 ご支援を賜っております皆様に、心からの御礼を申し上げまして、年末のご挨拶とさせていただきます。



理事長 山中 伸弥