iPS細胞ストックの細胞(ゲノム編集)

HLAゲノム編集iPS細胞ストック

HLAゲノム編集iPS細胞とは

ゲノム編集技術を用いて拒絶反応のリスクを小さくしたiPS細胞です。当財団ではHLAホモドナーの方から作製したiPS細胞ストックにゲノム編集を行い、HLA-A/B/CIITAをなくしたiPS細胞を作製し、提供する計画を進めています。

利点

日本人の95%をカバーするために必要な株数は7株(全世界では12株)と試算され、非常に少ない株数で多くの人に対応可能と考えられます。
また、HLAをすべて働かなくした細胞と比べるとHLA-CおよびHLA-E等を残してあるので、移植の際、キラーT細胞やヘルパーT細胞だけでなく、NK細胞を介した拒絶反応のリスクを小さくすることが期待できます。

CRISPR-Cas9ゲノム編集技術を用いて、HLA-A遺伝子、HLA-B遺伝子及び、
HLA-Class IIの発現に重要なCIITA遺伝子をなくしたiPS細胞株です。

課題

全ての拒絶反応を回避できない可能性があります。
ゲノム編集技術を用いた臨床応用例は国内で先例がなく、細胞の安全性や品質について確認する必要があります。

用語解説

HLA:ヒト白血球型抗原(Human Leukocyte Antigen; HLA)。ヒトの細胞で自己かそうではないかを見分ける目印のようなタンパク質の総称です。白血球以外にも様々な細胞で存在しており、組み合わせは数万通りにもなります。大きくクラスI〜IIIに分けられ、特にクラスIにあるHLA-A、HLA-B、HLA-Cは細胞を移植したときの拒絶反応に大きく影響します。

提供しているゲノム編集iPS細胞の一覧

現在は研究用細胞のみがございます。

ドナーID ノックアウト クローンID HLA情報
DRXT × Ff-XT28s
05-cont
HLA頻度順位 3位
DRXT 28s05と同等
Ff-XT28s05-ABo_To HLA-A,B、CIITAを
ノックアウト
日本人の24%をカバー出来ると考えられる

※上記の株は一本5万円(税抜き)でご提供しております。