iPS細胞ストックプロジェクト

iPS細胞ストックプロジェクトの流れ

iPS細胞ストックプロジェクトの流れ

iPS細胞ストックプロジェクト

再生医療用iPS細胞ストックプロジェクトでは、HLA(Human Leukocyte Antigen : ヒト白血球型抗原)型を、拒絶反応が起きにくい組み合わせ(「ホモ接合体」といいます)で持つ健康なボランティアの方(HLAホモドナー)に血液を提供していただき、細胞調製施設(FiT:Facility for iPS Cell Therapy)において再生医療用のiPS細胞を作製します。その後、安全性の確認を済ませ品質の保証されたiPS細胞だけを保存しておき、国内外の医療機関や研究機関の求めに応じて迅速に提供、様々な難病患者さんにも役立つことを目指しています。現在、提供しているiPS細胞ストックで、日本人の約40%には拒絶反応が起こりにくいと考えられています。

患者さん自身の細胞を移植する場合(これを「自家移植」といいます)、まずは患者さんの血液などの細胞からiPS細胞を作り品質を確認します。次に、そのiPS細胞からその時の患者さんの治療に必要な細胞へと変化(分化)させたのち、移植します。

一方、このプロジェクトで使用するiPS細胞ストックは、移植される患者さんにとっては他人の細胞(「他家移植」と呼びます)ですが、すでに品質は確認済みのものなので、自家移植と比べると、時間とコストを削減できるなどのメリットがあります。

iPS細胞ストックプロジェクト

財団ではこれまで京都大学iPS細胞研究所(CiRA)で確立した製造技術、品質システム、職員を移行させ、細胞調製施設(FiT)にて細胞を作製・保管します。

このプロジェクトは、下記の機関のご賛同とご協力により、ボランティア候補者へのご連絡や、採血などの実施場所を提供して頂いています。

現在ご協力いただいている機関
ボランティア候補者の紹介
  • ・日本赤十字社
  • ・日本骨髄バンク
  • ・さい帯血バンク
採血の実施場所の提供
  • ・京都大学医学部付属病院(京都府)
  • ・医療法人財団医親会 海上ビル診療所(東京都)
  • ・名古屋第一赤十字病院(愛知県)
iPS細胞ストック研究にご協力いただいた皆様へ

平素は当財団が行う研究にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

当財団では、以下の1から4の研究にご協力いただいた皆様にご提供いただいた血液などから再生医療用のiPS細胞を作製し、 国内外の医療機関や研究機関に提供しています。

  • 1. 成分献血者を対象としたHLAホモ接合体ドナー由来の医療用iPS細胞ストック構築に関する研究(C687/G540)
  • 2. 高頻度HLAホモ接合体さい帯血由来の医療用iPS細胞ストック構築に関する研究(R506(E1762)/G567)
  • 3. 骨髄等提供者を対象としたHLAホモ接合体ドナー由来の医療用iPS細胞ストック構築に関する研究(C1027/G691)
  • 4. 臨床応用可能なHLA編集iPS細胞ストックの構築に関する研究

対象となる研究

対象者 「対象となる研究」1、2にご協力いただいた方
研究課題名
  • 多能性幹細胞由来網膜細胞移植による網膜疾患治療法の研究(株式会社ビジョンケア)
  • iPS細胞由来網膜細胞移植による網膜変性疾患治療法の開発のための分化細胞の
     解析と移植剤型、手法、手技に関わる検討
     (神戸市民病院機構 神戸市立神戸アイセンター病院)
  • 研究課題詳細 pdf 詳細PDFダウンロード
    対象者 「対象となる研究」1、2、3にご協力いただいた方
    研究課題名 複数施設で樹立されたiPS細胞株の特性比較解析によるサロゲートマーカーの探索  
    (京都大学iPS細胞研究財団)
    研究課題詳細 pdf 詳細PDFダウンロード
    iPS細胞ストックの使用を希望される研究機関や企業の皆様へ

    pdfiPS細胞ストックの使用・提供について