膝軟骨損傷を治したい。私たちはその目標に向けて、iPS細胞の研究開発をしています。

軟骨は、１度傷つくと治らないと言われています。

しかし、軟骨がすり減ることによって苦しんでいる患者さんは大勢います。

これは、大きな課題です。

私たちはその課題を、iPS細胞から作った軟骨を使って解決したいと考えています。

iPS細胞から軟骨を作ることによって、より自然に近い軟骨を多くの人に届けることができるからです。

しかし、iPS細胞製品は一般的に、安定的に作ったり、安全性を担保したりすることが難しいため、世の中でまだ前例がありません。

だからこそ、旭化成ではこのチャレンジングな課題を乗り越えるために、グループ一丸となって取り組んでいます。

現在、私たちのチームには、再生医療はもちろん、医薬品や、医療機器の開発経験者も加わっており、様々なノウハウを活かすことで、安定・無菌製造といった製造上の課題や、安全性・有効性といった移植後の課題に関しても、乗り越えられるよう、日々研究を行っています。

そして、１日でも早く、昨日まで世界になかったものを、iPS軟骨を完成させ、患者さんのもとへと届けていきたいと思います。