iPS細胞の今

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臨床開発

iPS細胞由来の血小板製剤の実用化を目指して

株式会社メガカリオン

株式会社メガカリオン

血管壁が損傷した際に傷口に集まって止血する役割を担う血小板。手術時及び血小板数が少ない血小板減少症に対する輸血治療として血小板製剤が使用されています。現在、輸血用血小板製剤は全て献血によって賄われていますが、大規模災害時はもとより、少子高齢化により将来的には血小板製剤の需要に対して献血者数が不足することが危惧されています。

こうした中で当社は、iPS細胞から工業的に大量の血小板製剤を製造し、医療現場へ安定的に供給することを目的に2011年に設立されました。

現在は京都大学医学部附属病院、京都大学iPS細胞研究所、公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団と連携して、血小板減少症患者を対象としたiPS細胞由来血小板製剤の忍容性及び安全性並びに有効性に関する探索的臨床試験を進めています。なお、第一症例目の被験者への投与は2022年4月に実施し、問題なく完了したことを発表しています。

凍結保存MKCL

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