お礼とご報告

令和5年度のご寄付に関する報告

いつもiPS財団の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
当財団では、公的資金、事業収益、そして寄付金を財源として法人運営しております。
令和5年度、個人・企業等の皆様から28億円を超えるご寄付・賛助会費を賜りました。
この場をお借りして、皆様のあたたかいご支援に御礼申し上げます。

  令和5年度
賛助会費 118件
¥37,440,000
寄付 310,548件
¥2,840,820,905
合計 ¥2,878,260,905

令和5年度も、多大なるご支援をいただき、誠にありがとうございます。
一昨年度末で国からの大規模な研究支援プロジェクトによる補助金が終了し、今後は運営費における寄付金の割合は大きくなる見込みです。
iPS細胞技術の実用化に向けて、ここからが大変重要な時期であり、今後も皆様より継続的なご支援をいただけますと幸いです。
いつも当財団を応援いただき、心より感謝申し上げます。

公益財団法人 京都大学iPS細胞研究財団
専務理事 高須 直子

当財団では、移植用細胞の原料となる医療用のiPS細胞を製造しており、良質なiPS細胞の製造のためにも製造や品質評価、
実用化に向けた研究開発などにおいて、高額な資材・試薬・機器を使用しています。
以下は令和5年度にご寄付を活用して購入させていただいたものの一部です。

タンパク質の確認装置

作製したiPS細胞や、それを分化させた治療用の細胞(分化細胞)が、正しい機能を維持しているかを確認するために使用しています。例えば、iPS細胞がAというタンパク質を多く保有している場合、適切な量のAタンパク質が含まれているかを確認します。この機器は当財団で行う全てのiPS細胞の品質試験で使用しており、この度2台目を購入いた しました。これにより、さらに安定した品質評価を行うことが可能となりました。

目的とする細胞を取り出すシステム

iPS細胞や分化細胞を製造する際に、目的とする細胞だけを高い精度と純度で取り出す必要があります。例えば、iPS細胞を製造する際に、iPS細胞として優れた性質を持つiPS細胞のみを選抜する必要があります。この装置では、必要な細胞を取り出す作業を、完全に閉鎖した機械の中で、細胞を外気に触れさせることなく行うことができます。

閉鎖型の細胞自動製造装置

当財団では、この装置を用いて、iPS細胞を自動で作製するための研究を行っています。当財団としては、機器を用いることで手作業に比べて製造コストを下げ、また、高品質化することが可能であると考えています。上の写真以外にも、当財団では様々な装置を用いて研究開発を行っております。

また上記以外にも、皆様からのご寄付は、当財団の公益目的事業等のために大切に活用させていただいております。
職員一同、心より感謝申し上げます。

感謝状

ご寄付くださった方には、寄附金受領証とともに、御礼の気持ちを込めたカードを感謝状としてお送りいたします。

  • 一定額以上のご寄付者様には、理事長の山中伸弥からの感謝状を額装してお届けしております。
  • 額装・感謝状を辞退される方や、ご寄付をお決めくださった故人のお名前での感謝状をご希望の方は、ご寄付に先立って当財団 社会連携室へご連絡ください。

ご芳名披露

多大なご支援をくださった方のうちご同意いただける方に対しては、ご芳名を披露させていただいております。
詳細は、社会連携室までお問い合わせください。

イベント等へのご招待

多大なご支援をくださった方に対しては、当財団の活動をご報告するイベント等へのご招待を行っております。

  • ご芳名披露、イベントへのご招待については、ご寄付をくださった方全員ではなく、運営上可能な範囲での対応に限定させていただきます。何卒、ご了承ください。