研究用マテリアルの提供 健常人由来研究用iPS細胞(CFiSシリーズ)

健常人由来研究用iPS細胞(日本人ドナー由来iPS細胞/CFiS株)の提供について

※臨床用iPS細胞ストックの提供については、こちらをご覧ください

概要

本細胞は、日本人ドナーの末梢血から樹立したフィーダーフリーiPS細胞です。
倫理審査などの細胞入手にかかる煩雑さを低減させた研究用細胞です。


<ドナー情報>

人種 年齢 性別
日本人 32 男性

(HLAホモドナーではございません)

細胞株の種類

エピソーマルベクターを用いて樹立したiPS細胞(CFiS-E)を5クローン、
センダイウイルスを用いて樹立したiPS細胞(CFiS-S)を5クローン提供しております。

●エピソーマル株

No. iPS細胞クローン名
E1 CFiS-E01
E2 CFiS-E02
E3 CFiS-E03
E4 CFiS-E04
E5 CFiS-E06

●センダイウイルス株

No. iPS細胞クローン名
S1 CFiS-S01
S2 CFiS-S02
S3 CFiS-S03
S4 CFiS-S04
S5 CFiS-S06
提供バイアルについて

細胞数:2 × 10^5 cells/200 μL/1バイアル(程度)

申請方法

申し込み


  • 下記申請フォームよりお申し込みください。

    価格(税抜)

    〇非営利機関: 無償
    〇営利機関 : 5万円(税抜)/バイアル
    (配送に係る費用はご負担ください)


    お申し込み時の確認事項

    • ご提供本数は、原則各クローン1バイアルずつとさせていただいております。複数バイアルをご希望の方はご相談ください。

    • 本iPS細胞の由来となる末梢血細胞は、人を対象とする生命科学・医学系研究に関する 倫理指針 」(令和3年文部科学省・厚生労働省・経済産業省告示第一号)内の適用範囲のについて定めた第31ウ①において規定される「既に学術的な価値が定まり、研究用として広く利用され、かつ、一般に入手可能な試料に該当する(※)」ものであり、同指針の対象としての取り扱いが不要であると判断しております。ただ、倫理審査申請の必要性につきましては機関毎に対応が異なる場合がございますので、本細胞のご使用に際し、ご所属機関の倫理委員会に一度お問い合わせください。

    • その他、契約条件につきましては、健常人由来研究用iPS細胞(CFiSシリーズ)使用許諾約款をご確認ください。


細胞発送


  • 細胞の輸送費は各機関様にてご負担をお願いいたします。

    【国内発送】

    ・発送のお手配は財団で行います(ドライシッパー発送を予定)。

    ・毎週火曜日に発送いたします。細胞受領後、ドライシッパーは速やかにご返却ください。

    【国外発送】

    ・輸送会社(輸送容器の準備含め)のお手配をお願いします。


細胞受領・受領書返送


  • 細胞を受領されましたら、受領書へ必要事項をご記入の上、財団の指定する方法にてご返送ください。



iPS細胞の樹立方法・培養方法

細胞の樹立方法・培養方法は、プロトコルをご確認ください。

細胞のご使用に関して

〇安全性について

【感染症検査】
・当該ヒトiPS細胞は、汚染検査を実施し、陰性であることを確認しています。詳細は細胞データシートをご確認ください。

【プラスミドおよびセンダイウイルスの残存について】
・当財団では、初期化因子の導入で使用したエピソーマルプラスミドおよびセンダイウイルスについて残存試験を行い、陰性を確認した細胞のみ提供しております。
・本細胞のお受入れにつきましては、機関ごとに対応が異なる場合がございます。事前に、所属機関にて必要なお手続き方法をご確認ください。

〇その他

・細胞のお取扱いには十分にご留意いただき、安全対策をしたうえでご使用くださいますようお願いいたします。

お問い合わせ先

公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団 企画推進室
Email : minnano-saibou*cira-foundation.or.jp
お手数ですがメール送信の際 * を@に変えてください。