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MESSAGE03
新発想のプロセスが組み込まれた、iPS細胞製造装置の実現を。
櫻井 康雄さん 山口 陽介さん
キヤノンメディカルシステムズ株式会社

キヤノン株式会社
キヤノンメディカルシステムズ株式会社

研究開発センター 主幹

櫻井 康雄さん

研究開発センター 主幹

山口 陽介さん

P.S. i LOVE YOU PROJECT

キヤノングループは「共生」共に生きるという企業理念を掲げています。

これは、文化・習慣・言語・民族などの違いを問わずに、すべての人類が末永くともに生き、ともに働いて幸せに暮らしていける社会を目指すというものです。

我々は、治療が難しい疾病で苦しむ方々を救う可能性を持つ、再生医療の恩恵をより多くの方々が受けられることを目指す「myiPS構想」に共感し、京都大学iPS細胞研究財団と共同研究を始めました。

現状、医療に使えるiPS細胞を作るには、大きなコストがかかります。

現在でも、十分に訓練を積んだスタッフがiPS細胞を作ってくださっているんですけれども、樹立される個々のiPS細胞の性質にはどうしても、バラつきが生じてしまいます。

これらのバラつきをできるだけ抑えるには、これまでの考え方の延長線では難しいと考えています。

そこで我々は、例えばこのようなマイクロ流路などの技術を活用した新しい発想のプロセスが必要と考え、研究を続けています。

キヤノングループが培ってきた医療診断機器の開発実績、広角画像解析技術、生産技術などの保有技術を駆使して新しい発想のプロセスが組み込まれたiPS細胞製造装置の実現を目指します。

現在、装置化の最初のフェーズとして、実験プラットフォームの開発に取り組んでいます。

製造プロセスを自動制御、安定化し、単に品質バラつきを抑えるのではなく、バラつきの中に埋もれていた本質的な現象メカニズムを解明し、新しい発想の最適なプロセス創出と、装置実装に取り組んでいきます。

最終的に目指すのは、再生医療製品としてのレギュレーションに対応し、且つユーザビリティも良い、インターフェースや消費電力など、設置負担低減も考慮した装置です。

2025年開催の大阪万博が大きな1つのマイルストーンと考えています。

京都大学iPS細胞研究財団とともに開発したmyiPS細胞製造装置を皆さまに披露できるように頑張っていきます。

企業紹介/取り組み

キヤノンは、イメージング、プリンティング、インダストリアル、メディカルの4分野でグローバルに事業を展開。メディカルを牽引するキヤノンメディカルシステムズは画像診断装置等を提供し世界の医療に貢献しています。

キヤノンメディカルシステムズ株式会社