iPS財団 my iPSプロジェクトの研究施設が中之島に先行完成 研究加速へ

研究活動

iPS財団の説明

完成したオープンラボの様子


公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団(iPS財団)は、この度、当財団が取り組むmy iPSプロジェクトに関連した研究開発を進めるための研究施設及び隣接する施設「my iPS研究所」を、大阪市北区中之島のNakanoshima Qross内7階に開設いたしました。


看板写真とフロア図

入口に設置した「my iPS研究所」の看板


本施設は、実験や研究を行うオープンラボと執務を行うオフィスで構成されています。
本施設では、my iPSプロジェクトに取り組むiPS財団の研究員や共同研究を行っている大学や企業の研究者が集い、
閉鎖型装置を用いたiPS細胞の自動製造をはじめとする、iPS細胞技術の普及を促進するための研究開発を行います。

2025年春に6階・未来医療MEDセンターに設置予定の製造施設を設置する予定としており、
今回先行完成したmy iPS研究所で得られた成果をいち早く臨床製造の工程に取り入れる等、
iPS細胞技術の臨床応用に向けた仕組みづくりに、より一層尽力してまいります。


my iPS研究所

  • 面積:約620㎡(オフィスエリア含む)
  • 場所:〒530-0005大阪市北区中之島4丁目3番51号
    Nakanoshima Qross 未来医療R&Dセンター7階
    ※現在施設見学の受付等は行っていません。

my iPSプロジェクトとは

iPS財団の事業の柱の1つとなるmy iPSプロジェクトは、自家iPS細胞(自分自身の細胞から作製したiPS細胞)を原料として用いた細胞移植治療を、広く普及させるための技術開発を行うプロジェクトです。2025年頃までに、自家iPS細胞を100万円程度で医療機関に提供可能とすることを目標とし、iPS細胞の樹立を、閉鎖型装置で実施可能な自動化装置の開発などにより、高い品質の細胞製造と大幅なコストダウンを両立させることを目指しています。
詳細はこちら https://www.cira-foundation.or.jp/j/about/project/myips/


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