iPS細胞ストック ~海外発送当日の様子~
研究活動
当財団では、5月26日(水)、初のiPS細胞ストック海外発送に向けて作業を行いました。
発送先は、5月10日(月)にプレスリリースも配信をしました、韓国・CHA(チャ)医科学大学です。
当財団職員が取り囲んでいる青い保護容器は、ドライシッパーと呼ばれる搬送用の容器を収納するためのものです。
まずは凍結したiPS細胞が入った容器「クライオチューブ」に貼っているラベルの内容が今回発送する予定のものと一致しているかどうかや、チューブ自体に破損がないかどうかを確認します。
こちらの白い牛乳瓶のような容器が、ドライシッパー。
この中には、細胞を冷やして運ぶための液体窒素が入っています。
続いて、この中にキャニスターと呼ばれる筒をセット。
その後、クライオケーンと呼ばれる細長い器具に、細胞の入った「クライオチューブ」を装着した上でドライシッパー内に収納します。
ドライシッパーの蓋をしっかりしめ、保護容器の蓋をしめたら 、発送準備完了です。
海外に細胞を輸出するために必要な書類を細胞と共にクーリエ会社に手渡します。
5月31日、当財団のiPS細胞ストックは無事、CHA医科学大学へ到着しました。
今後も国内外で協力の輪を広げていきたいと思います。