ご寄付者の皆様へ 年末のご挨拶
寄付関連
平素より公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団の活動に格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
おかげさまで当財団は本年、設立6周年を迎えることができました。
本年は、春以降、iPS細胞を提供している各機関において、パーキンソン病、心不全、また脊髄損傷の
臨床試験結果が相次いで報告されました。いずれも国に治療法として認められることを目指し、
着実に取り組みが進んでおります。さらに、海外での活動も大きく前進いたしました。
2月には米国において、当財団のiPS細胞ストックを活用した医療・研究を推進するため、世界最大級の
医療・研究機関と新たな共同研究契約を締結しました。
今後も国内外でより多くの疾患に対する臨床試験が進展するよう、職員一同、臨床用iPS細胞の製造・
開発と普及に全力を尽くしてまいります。
また、当財団が推進する「my iPS®プロジェクト」では、6月に大阪市北区・中之島に研究開発拠点となる
細胞製造施設を新設いたしました。本プロジェクトは、2028年度中に自家iPS細胞の提供先による
臨床試験開始を目指しています。
こうした取り組みを進めることができますのも、ひとえに皆様の温かいご支援の賜物でございます。
改めて深く感謝申し上げますとともに、2025年のご挨拶とさせていただきます。
来る2026年が皆様にとりまして素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
公益財団法人 京都大学iPS細胞研究財団
理事長 山中 伸弥
専務理事 高須 直子