iPS財団が活動開始6年を迎えました
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2026年度が始まり、当財団は4月6日(月)に、職員を対象とする「年度初めの会」を開催しました。
山中伸弥理事長は挨拶の中で、今年がiPS細胞の作製成功を論文発表してから20年の節目を迎えることに触れ、iPS細胞を用いた医療が患者さんに届きつつあると述べました。
事実、本年3月に厚生労働省から条件付き・期限承認付きの承認を受けたiPS細胞を用いた再生医療製品2件では、iPS財団設立以前のCiRA時代(京都大学iPS細胞研究所からの分離前)から製造されたiPS細胞ストックが使用されています。このストックの製造や品質管理・保存は、CiRAからiPS財団が引き継ぎ、世界中の研究者や企業に提供しています。上述の承認された2件にとどまらず、15を超えるプロジェクトでの臨床研究・治験において、iPS財団のiPS細胞が活用されています。
「私たちがアカデミアには無償で、企業にも極めて低い価格で細胞やノウハウを提供し続けてきたことが、幅広い疾患を対象とした多くの研究を可能にしてきました。これは、他国にはない日本の大きな強みだと考えています。私たち財団の使命は、研究者や企業がゴールへ向かって走り続けられるよう、サポーターとして支え続けることです」と述べ、このような活動こそが、最終的に社会に信頼される医療を生み出す基盤になると山中理事長は話しました。