ゲノム編集株の製造方法に関する特許登録のお知らせ

研究活動

当財団では、iPS細胞を製造・品質評価・保管し、研究機関・企業に良心的な価格で提供するiPS細胞ストックプロジェクトを推進しております。

iPS細胞ストックとして提供している細胞株のうち「HLAゲノム編集iPS細胞ストック(ゲノム編集株)」の製造に関する特許を2025年7月18日付で取得いたしました。

【特許取得の概要】

特許番号 特許第7714667号
発明の名称 改変ヒト人工多能性幹細胞の製造方法
要約 免疫拒絶を起こりにくくしたヒトiPS細胞を製造する方法。具体的には、ヒトiPS細胞の3種類の
特定標的遺伝子に対して、①CRISPR/Cas9、及び、②2種類の特定のガイドRNAを導入して、
標的遺伝子をノックアウトすることで、目的とするiPS細胞を製造する。従来、3種類それぞれの
標的遺伝子に対して3種類のガイドRNAを用いることが通常であるところ、2種類のガイドRNAで
ゲノム編集できる点に製造上の利点がある。
特許権者 公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団
発明者 山本 優子
加藤 智朗
中島 義基
塚原 正義

引き続き、当財団では、iPS細胞や関連技術を研究機関・企業に良心的な価格で提供し、iPS細胞を用いた再生医療の実用化をサポートしてまいります。

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