学会発表・講演
International Society for Cell & Gene Therapy 2025
Pluripotent Stem Cell Expansion In QUANTUM FLEX Cell Expansion system
iPS財団の事業・研究活動に関する論文のほか、所属職員による学会発表等を掲載しております。
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Pluripotent Stem Cell Expansion In QUANTUM FLEX Cell Expansion system
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培養培地の解析によるiPS細胞から分化誘導した心筋細胞の分化特性評価
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次世代リプログラミング因子によるiPS細胞の作製法
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iPS細胞の凍結・解凍方法の検討
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閉鎖型自動培養装置によるmy iPS製造に適した施設運用と汚染管理戦略
発表論文
Nakashima Y , Tsukahara M
Tissue Engineering Part C: Methods :doi.org/10.1089/ten.tec.2024.0
マウス胚性線維芽細胞(MEF)は古くからiPS細胞の培養に用いられてきたが、MEFに含まれるiPS細胞の細胞接着を促進する因子は不明であった。本研究では、in vitroで胚発生を模倣可能な足場材料としてMFGE8を同定した。本成果は、再生医療の専門誌である Tissue Engineering Part C: Methodsへ掲載された。
発表論文
eLife: https://doi.org/10.7554/eLife.89724.2
再生医療により適しているヒトiPS細胞(hiPSC)の大量安定培養には、細胞状態を正確に制御できる培養法が必要である。本研究では、足場材やマイクロキャリアを使わない浮遊培養では突発的分化が起こりやすいという課題があることがわかった。この課題に対して、特定の阻害剤を処理することで、突発的分化を抑制できることを見出した。この方法により末梢血からのhiPSC作製から長期培養、凍結保存、臨床グレードのhiPSCの大量生産までの一貫したプロセスを安定して実施した。以上の成果は、浮遊培養条件下で細胞状態を正確に制御することで、自動化や臨床への展望がより現実的になることを示している。
和文雑誌・総説
生物工学会誌 – 102巻5号:219-222 (2024)
発表論文
Nakashima Y et al.
Molecular Therapy: Methods & Clinical Development:doi.org/10.1016/j.omtm.2024.101302
臨床用iPS細胞を閉鎖型培養装置内で培養する為には、3D培養が必要と考えられている。しかし、iPS細胞は細胞塊になると分化誘導が進行し易く品質の管理が難しい点が問題であった。本研究では、足場材料の補助材料としてアテロコラーゲンを用いた。その結果、iPS細胞はIntegrin α2β1による仮足を伸ばしたコロニーの状態となり3D培養に適応可能となった。本成果は、細胞治療の専門誌である Molecular Therapy: Methods & Clinical Developmentへ掲載された。
発表論文
Stem Cell Reports: https://doi.org/10.1016/j.stemcr.2024.04.005
iPS細胞の持つ課題のひとつに、分化能のばらつきがある。本研究では、不安定化ドメイン(Destabilizing Domain: DD)を融合したリンカーヒストンH1FOO-DDをOCT4、SOX2、KLF4およびLMYCと併用することで、より均一で高品質なiPS細胞の作製が可能になることが示された。H1FOO-DDはクロマチン構造を開き、免疫応答を抑制することで遺伝子発現やDNAメチル化のばらつきを低減し、分化能の向上に寄与することがわかった。さらに、FKBP1Aという分子の発現増加がこの改善の鍵となっていることが明らかとなった。
学会発表・講演
iPS細胞⾃動培養装置実験機を⽤いて樹⽴したiPS細胞の分化能特性評価 (P-17-2)
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汚染管理戦略に基づく“my iPS”製造施設(グレードD)の運用の在り方 (P-47-6)
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生成AIによる「見える化」技術を活用したiPS細胞の品質管理
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世界最小・最軽量を目指した閉鎖型培養装置の開発 (P-14-9)
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⾎液由来細胞からmRNA内包リポソームを使⽤したiPS細胞の樹⽴ (P-17-3)
発表論文
Nakashima Y et al.
Tissue Eng Part C Methods :doi: 10.1089/ten.TEC.2023.0068.
臨床用iPS細胞の製造工程において、細胞を培養プレートへ均一に播種する操作とその後のコロニーの大きさの管理は難易度が高く熟練者の技術が必要とされる。しかし、これまで細胞の播種とコロニーの大きさの管理は作業者の経験に依存してきた側面が大きく規格を設定することが難しかった。積水化学工業株式会社は、生体適合性の高い化学的な足場剤を開発し、その物性は微細な塗工加工性に優れる。当財団と共同研究を行い、細胞培養プレートに細かなドットパターン(点状の模様)を作製した。その結果、播種された細胞が接着可能な位置と、増殖可能な面積に関してiPS細胞の品質が最良となる最適な設定値を得た。本成果は、再生医療の専門誌である Tissue Engineering Part C: Methodsへ掲載された。
学会発表・講演
Comparative analysis of islets derived from patients with type 2 diabetes and healthy individuals using clinically optimized multi-omics analysis will be enhanced by information obtained from induced pluripotent stem cell (iPSC) generation techniques and perfusion assays.