お知らせ発⾜1周年記念 活動報告会 開催レポート(2021年4月23日実施)

2021.05.06
イベント・セミナー

当財団は昨年4月1日に発足し、今年4月で1周年を迎えました。日頃から温かいご支援をくださっている寄付者の皆様をはじめ、関係者の皆様には改めてお礼申し上げます。

4月23日(金)に、発足1周年記念 活動報告会をオンラインで実施し、ZoomやYouTubeを通じて多くの皆様にご参加をいただきました。

当日の様子を当財団のYouTubeチャンネルにて公開しておりますので、再度視聴をご希望の方や当日参加が叶わなかった方は、ぜひご覧ください。

【YouTubeチャンネル】
・当日の動画はこちら

【講演内容】
①財団設立の意義とiPS細胞の未来
 講演者:理事長 山中伸弥

②iPS財団へのご支援の意義
 講演者:社会連携室長 渡邉文隆


【当日の様子】
当日は、Zoomから参加している皆様に対して質問の受付も行いました。多くのご質問をお寄せいただきありがとうございました。
会の中では下記のようなご質問に回答させていただきました。
「あとどれくらいでiPS細胞を使った治療が可能になるのか」
「iPS細胞は異なる人種の間でも使用が可能か。」
「新たにプロジェクトをスタートして申請すれば国の支援は受けられるのか。」
「100%の免疫型をカバーできるようになる計画・見込みはあるのか。」
「遺言書による寄付の受付はあるか。」
「活動が有効に機能しているかをしっかり説明していただきたい。」
「将来的に不老不死を目指すこともあるのか。」


また、終了後のアンケートでは「他にもどのような質問が寄せられていたか公開していただきたい」という回答もございました。その他主なご質問として、「治療が保険適用となる見込みはあるか。」「iPS細胞を使用した治験はどこまで進んでいるのか。」といった内容が多くありました。

当財団が把握している国内の情報のみとなりますが、情報は当財団のホームページにも掲載しておりますので、ご確認ください。
iPS細胞を使って行われている国内の臨床試験と細胞提供の状況

 
特定の疾患に関して、iPS細胞で治療が可能であるかどうかや、実用化までにどれくらいの年月がかかるかというご質問も多数いただきました。

当財団では、研究や治験などに使用するための原料となるiPS細胞の製造・保管や、分化細胞(iPS細胞をさらに特定の目的に合わせて分化させたもの)などの作製を行っています。
実際の研究や治験に関しては、橋渡しをした先の機関で実施しているため、特定の疾患に関する具体的な内容は、医療機関など実際に治験等を実施している機関に直接お問い合わせください。

当財団としては、国内外問わず、世界的にiPS細胞を使用した研究開発が進み、一刻も早くその技術が患者さんの元に届くよう、安定した品質のiPS細胞を研究機関や企業へ、一刻も早く良心的な価格で届けることをモットーに、今後も職員一同尽力してまいります。

この度は、当財団の活動報告会にご参加いただき、誠にありがとうございました。


当日の様子
-当日の様子-